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整形外科の検査法 その③

【産後骨盤矯正の調布たきざわ整骨院】

「MRI(磁気共鳴画像)検査」

生体に変動磁場を作用させ、生体組織を構成する物質の

水素原子核の共鳴する状態を画像に表示したもの。

X線CTと異なり放射線を照射するものではない。

断層方向は任意に定めることができる。

励起された原子核の磁気共鳴信号の強弱は、

回復時間(T1)、持続時間(T2)、原子核密度の

3つに影響される。

一般にはT1強調、T2強調の2種の画像が用いられる。

水素原子核の磁場の変動に対する挙動が、

組織により大きく異なるので、

軟部組織間のコントラストが高く描出される。

脊椎・脊髄疾患では、単純X線撮影の次に選択すべき検査である。

骨髄、軟骨、腱、靱帯、脂肪なども描出されるので、

骨壊死、関節炎、軟骨・靱帯損傷、腱断裂、骨・軟部腫瘍など

広範な疾患の診断に極めて有用である。

正常な人のMRIでは骨髄、脂肪組織は高信号で白く描出され、

骨皮質、靱帯、腱、関節包、線維軟骨は低信号で黒く描出される。

椎間板ヘルニアの診断をMRIのみに頼ると誤診となりやすいので、

臨床症状のしっかりとした把握が重要となる。

外傷症例では、膝十字靱帯損傷、半月板損傷、

肩腱板断裂などの診断にも有効である。

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